宅配便の出し方について大学生になる姪からある質問が飛んできました。
宅配便の送り状を記入するときに「ご依頼主欄」と印刷されている箇所の「様」は「横棒を2本入れて消した方が良いのか?」というものです。
電話だったのですが、私はその質問に即座に答えることが出来ませんでした。
それで今回はこの宅配便の送り状の記入に関するマナーについて調査してみました。
宅配便の送り状の「ご依頼主欄」の「様」は消す必要はない!
私自身年に数回、仕事の関係で返信用封筒が同封されたアンケートに答えて、その回答用紙を同封された封書に封入して返信することがあります。
このようなケースでは、アンケートを送付してきたのが企業や官公庁のことが多いので返信用封筒の宛名には「企業名」や官公庁の部署名のあとに「行」という文字が予め印刷されています。
社会人のマナーとしてこの場合、「行」という文字を二重線を引いてそのあとに「御中」と記載するのが正しいとされます。
今回、姪からうけた質問もこの手のマナーに似ていると思うのですが、宅配便の送り状はさきほど書いたようなアンケート以上に一年に何度も記載してますが、「ご依頼主」の記入欄に関しては私自身これまでなんの疑問も持つことなく記入してきたように思います。
それで、電話で聞かれたときにとっさに答えることが出来ず、しばらく落ち着いて考えてみたところ、自分が荷物を出すのだから「自分の名前」を記載する欄に「ご依頼主」と印刷してあるのは、そう言われてみると少し変な感じがしました。
自信がなかったので、すぐに調べてみたところ答えは明確でした。
宅配便の送り状に記載されている「ご依頼主欄」の「様」は
消す必要はない!
ということで大丈夫です!
「様」を消さなくてよい理由
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よくよく冷静に考えてみると、宅配便に関しては、自分が荷物をどこかに送るのに、宅配便業者に料金を支払って荷物を業者にたくすことになります。
なので宅配便の送り状というのは、記載する送り主が「お客様」のことがほとんどです。着払いというケースもありますが、送り状に印刷されている「ご依頼主欄」の「様」を、依頼する側で「消す」のは冷静に考えておかしな話になります。
お金を出して荷物を送ってくださいと宅配業者にたのむわけで、その宅配業者が送り状を事前に用意しているわけですから一般的に考えても「ご依頼主」に「様」が印刷されていて全くおかしくないですし、違和感は感じません。
しかし、姪から指摘されたときは今回のケースのことについてこれまで考えたこともなかったので咄嗟に回答することができなかったですが落ち着いて考えれば自ずとその答えは出たようにあとになって思いました。
主要宅配業者の送り状を再確認
今回の一件で、すでに書いたようにこれまでほとんど気にもとめなかった宅配便を送るさいの「送り状」を再確認してみたくなったので大手の業者のものをチェックしてみました。
<クロネコヤマト>
<佐川急便>
<ゆうパック>
確認するまでもなかったですが、各業者の送り状のご依頼主欄には「様」がしっかり印刷されていました。
私は調べるまで、ひょっとしてひとつぐらい「様」が印刷されていないものがあるのではないかと思っていたのですが、どこの業者も送り状の内容は似たようなものでした。
私としては欄名のところに「ご依頼主」とだけ印刷されてあるものがあるように思っていたのですが、お大手の業者さんはやはりきちんとされていますね。
これは中小のところの業者さんの送り状がそうではないのではないかと誤解を生むかもしれませんが、決してそういう意図で書いたことではないので予めご了承くださいませ。
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