東京オリンピックの開幕も間近にせまってきたこの時期に、JOC(日本オリンピック委員会)の理事に関するニュースが各メディアで取りだたされ、一つ気になった情報があったので今回はこの件について記事を書いていきたいと思います。
その気になった情報というのが、JOCで初の20代の理事が誕生というもの。正式には今月25日の評議員会にはかられて決定となるようで、一足早くマスコミ向けに情報が流れたようです。
それでJOC歴代理事の中で初の20代、最年少で理事に就任する人物が、今回なぜ若くして抜擢されたのか気になったのでその理由について探ってみました。
高橋成美氏が20代でJOC理事に抜擢された理由を探ってみた
20代で過去JOC理事を歴任された方はいらっしゃらず、理事としては最年少の就任を果たされることになったのは、元フィギュアスケート女子ペアの選手だった高橋成美さんです。
最年少の20代でのJOC理事就任ということで実際の年齢はいくつなのか気になったので調べてみたら1992年の1月生まれで2021年6月現在29歳になられます。
20代には間違いないですが、ギリギリ20代でした。
この年齢で早々のJOC理事に抜擢されたのには何らかの理由があるはずと思い調査してみたところ、納得いく理由が明らかになりました。
高橋成美氏は語学好き。5ヶ国語が話せる!
高橋成美氏が最年少の20代でJOCの理事に就任することになった大きな理由として彼女の語学力があげられると思います。
下の動画は、昨年11月に収録されたものですが動画の中で5ヶ国語話せることに触れられています。
※朝日新聞YouTu部チャンネルより
上の動画では、具体的にどの国の言葉が話せるのかは触れられていません。何語が話せるのか気になったので、さらに調べてみたところ、高橋成美さんのブログにその答えの一部が書かれていました。
■高橋成美・木原龍一オフィシャルブログ
上記のブログ記事の中で、北京に住んでいたことがあるので中国語が自然と身についたということと、インターナショナルスクールに通って英語を身につけ、さらに現役時代の練習の拠点だったカナダのモントリオールではフランス語が公用語だったので生活のために勉強されたと書かれています。
ネット上の情報では、上記の三ヶ国語に加えて高橋成美さんは、ロシア語とスペイン語が話せるとの情報がありました。
ロシア語はフィギュアスケートの世界ではロシア人の有力な選手がたくさんいるので、試合会場などで選手とのコミュニケーションをとるために習得されたの・・・。スペイン語もしかり・・・といったところでしょうか。
高橋成美さんは語学を勉強するのが趣味
子供のころに中国の北京で生活されたり、インターナショナルスクールに通われたりして外国語をマスターされてきた高橋成美さんですが、それでも5ヶ国語をあやつれるのはすごいですよね。
これだけの外国語をあやつれるのは、特殊な能力をお持ちなのか、言語中枢がとても発達されているのか・・・と思ったのですが、理由は他にあるようです。
上記でご紹介した高橋成美さんが出演されている動画を見てみると、高橋さんは次のようにお話されています。
<スポンサードリンク>
「私語学が趣味なんです」
外国語を勉強するのが楽しいみたいですね。語学が趣味って、英語すらもマスターするのに苦労してる日本人ではとても珍しいタイプの人物ではないでしょうか。
動画の中で高橋さんは語学に関して次のようにお話されています。
「語学って勉強の成果が人との間であらわれる」
これが、高橋さんが多くの言語をマスターされてきた根本的な理由になるようです。
高橋成美さんは心理学にも強い
前項の動画の内容でさらに、高橋成美さんは語学が得意であることに加えて、心理学についても得意であることを自らお話されています。
一流のアスリートとしての経験にくわえ、競技生活を送る上で重要なポイントとなるメンタル的な部分に関しても高橋さんは心理学という専門的なアプローチができるわけです。。
この知識と経験は現役のアスリートさんたちにとってとても有益なものをもたらしてくれるのではないでしょうか?
オリンピックなどで様々な競技が行われるわけですが、各競技に参加される選手のみなさんは長い年月をかけて、技や技術的な面の向上に心血を注がれます。
しかし、オリンピックなどの大きな大会に出場される選手にとって切符を手にするまでに色々な苦労や困難に直面することは珍しいことではないはずです。
そういった選手のみなさんにとって高橋成美さんの存在って大きいのではないでしょうか。
結論:高橋成美氏が20代でJOC理事に抜擢された理由
今回調査して私なりの結論として、高橋成美さんが今般JOCの理事に20代という若さで抜擢されることになった理由は大きく2つあると思います。
一つが語学に堪能で多言語を話すことができることと、心理学に造詣が深いということではないかと考えます。
この2つ以外にも色々と抜擢された理由はあると思いますが、大きなものとしてこの2つは外せない点ではないかと思います。
東京オリンピックが終わると、来年年明けには中国での北京オリンピックがひかえています。
中国語が堪能な高橋成美さんにとっては活躍の場が多いはずです。
また北京オリンピック以降も国際的に活躍できる選手の育成のことを考えると、心理学にくわしい高橋さんはJOCの理事として適任ではないかと思います。
20代という言葉と、JOC理事過去最年少という文言で惑わされた部分もありましたが、高橋成美さんの実績を知ると、逆に理事に抜擢されて当然といった思いにいたりました。
フィギュアスケートの世界だけでなく、オリンピックという広い競技世界で活躍できる日本人アスリートの育成にこれから尽力されていただきたいものです。
<スポンサードリンク>
コメント