深夜なのに空が赤い色に見える理由は?地震や天変地異の前兆?

夜の東京タワー 生活

 

昨年東京に出張したとき、夜に帝国ホテルの最上階にあるラウンジに足を運んだことがあります。以前からここからの眺めがよいという話を聞いていたので、東京に行ったときは一度足運んでみたいと思ってたところです。

 

そのラウンジで目にした東京の深夜の明るすぎる夜景・・・よりも私が気になったのが東京の「空の色」でした。

 

深夜10時は過ぎてたと思いますが、東京の空が赤かったんです。その目の前に広がる少々異常と思える光景にその場にいた人たちが「これは地震の前兆じゃないの?」とか「何か天変地異が近いうちに起きるんじゃないの?」といった不安をさそうことを口々にされていました。

 

私も、それら地震や天変地異系の何かという考え方になびいていました。・・・が、最近それがあることが原因であることを知らされ、そりゃそうだと納得してしまったので、今回はその「チャンチャン!」な結末について書かせていただきます。

 

東京の空が深夜赤くなるのは雲に明かりが反射してるのが赤く見えるだけ

夜のビル群

 

当時の状況を思い返すと、空を赤くするような原因の一つとして私がすぐに頭に浮かんだ「月」が出てませんでした。

 

雨は降ってませんでしたが、分厚い雲に東京の空は覆われていました。

 

それで天体のことに詳しい知人と先月話をしてたときに、たまたまその知人がある話から今回のような「空が赤く見える」原因について話してくれてたんです。

 

その中で、東京のような大都会で深夜の空にぶあつい雲がたれこめていると、東京の夜の明かりは世界有数の明るさを誇るので、その明かりが雲に反射するそうなんです。

 

ちょうど、分厚い雲が東京の夜の明かりの反射板のようになって人間の目でみたときに空が赤くなっているように見えることがあるそうなんです。

 

ちょうど私が帝国ホテルの最上階のラウンジにのぼったときに目の前に広がっていた光景がまさにこの状況にあてはまり、私の目というかあの場にいた人たちの目に「空が赤く」なって一種独特な異様な雰囲気を醸し出していたのであろうと思われます。

 

そのあとのことを考えると、あの場で多くの人が囁いていた、赤くなった空が地震や天変地異の前兆ではなかったことはそのあとのことを見れば容易に判断できます。

 

赤い空が地震の前兆というのは本当なのか?

ツインタワービル

 

地震雲や赤い空が地震の前兆であるという話はかなり昔から耳にしてたことがあります。阪神淡路大震災のときに、直前に空が赤かったとか地震雲が出てたという話も耳にしたことがあります。

 

しかし、この昔からの言い伝えみたいな格言めいた言葉が私は今回の件でどうも単なる噂というか、恐怖心をかりたてるような誇張された言い伝えみたいな感じに思えてきました。

 

人間の主観で自然現象を解釈してしまって、それに踊らされてしまっているような感じがしてなりません。

 

それで、過去に空が赤くなったときその後地震が発生したのかどうか少し調べてみました。

 

まず、出てきたのが今から三年前の2014年の10月10日の出来事。この日、日本各地の太平洋側のいたるところで空が「赤く」なっているとツイッターなどで「赤く染まった空の画像」がアップされ、騒がれていました。

 

私は、全くこの時の記憶はありませんが、このあとに日本で地震が起きたのかどうか調べてみると・・・



<スポンサードリンク>



 

日本気象協会のサイトで過去の地震情報を確認できるページがあります。そこで2014年に発生した地震のデータを調べてみました。

 

■「tenki.jp」過去の地震情報

過去の地震情報 (日付の新しい順) - tenki.jp
過去の地震情報(日付の新しい順)

 

そうすると、2014年の10月10日以降で震度5以上の大きな地震が発生しているのが、一ヶ月以上先の11月22日に2度、長野県の北部で震度5以上の地震が発生していました。

 

この地震が10月10日の赤い空が暗示していたものとは、素人的にはちょっと考えられません。

 

赤い空が発生していた10月10日は太平洋岸で数多く目撃情報があって、一ヶ月ちょっと先の11月22日に発生した地震は長野県の北部になるので、かなりかけ離れているように思えます。

 

こういったデータを確認すると、地震の専門家の方々が地震予知の難しさをよくテレビなどで口にされているのを聞いたことがありますが、空が赤くなっているだけで「地震」が発生すると短絡的に考えるのはよくないように思います。

 

メディアが単に恐怖感をあおっているだけのようにも思えるので、この先夜間に空が赤くなっていても、地震の前兆だみたいに慌てず騒がず冷静に対処されるのがよろしいかと思います。

 

深夜に空が赤い現象には別次元の現象があった

 

深夜に空が赤くなる現象についてこの記事を書いて長い年月が経過しましたが、世の中には私が想像している以上の「真っ赤な夜空」が存在していた事を知ったので、この記事に追加情報としてご紹介させていただきます。

 

昨晩YouTubeのおすすめ動画を流し見していたら、その中の一つの動画のサムネイルに

 

「夜空が赤く染まる現象」

 

という文字が目にとまったので、動画を再生してみたところ・・・

 

「真っ赤すぎる(笑)」

 

その夜空の赤さたるや、カゴメのトマトジュースか日本ペイントの赤色のペンキでも空にぶちまけたのかと思えるほどの、恐ろしいほどの「赤色」でした。

 

これは、あまりに赤すぎるので工場などの排煙が赤色で空が真っ赤になっているのではないかと思ったほどです。場所がお隣、中国だけに。(笑)

 

しかし、このニュース動画を見てみるとさにあらず、この夜空が真っ赤になっている原因は

 

①大気中の水分量が多く

②サンマ漁で赤いライトを使用

 

この2つの条件が合致すると深夜に空が赤く染まるとのこと。しかし、これはいくらなんでも赤すぎると思います。その真っ赤度合いを下の動画でご確認ください。

 


※Youtube ANNニュースチャンネルより

 



<スポンサードリンク>









コメント

タイトルとURLをコピーしました