節分でまく「豆」に、まいてはいけない豆があるのをご存知でしょうか?
わが家はスーパーで売られている豆を適当に買ってきて、適当に「鬼は外!福は内!」と毎年豆まきをしています。
しかし近所の桂米朝師匠に負けずと劣らず博識なおじいさんから「節分ではまいてはいけない豆がある」という話を聞き、ちょっと驚いたので今回はこの話題をとりあげさせていただきます。
節分の豆まきでは「生の豆」はまいてはいけない!
近所のおじいさんいわく「節分では生の豆はまいてはいけないようになっている」と、いつものように眉間にしわを寄せながら私達家族に物知りな一面を見せてくれました。
一般的に節分の豆まきに使う豆といったら多くのかたが「大豆」を使用されていると思います。
近年、豆まきをしたあとに「まいた豆を食べたい」ので「殻付きのピーナッツ」、落花生を豆まきの豆に使用するケースもかなり多いのではないでしょうか?
私は節分の豆まきで使用してはいけない豆と言われたら、まっさきにこの殻付きのピーナッツを思い浮かべたのですが、殻付きのピーナッツは大丈夫のようです。
では、なぜ「生の豆」を節分の豆撒きに使用してはいけないのでしょうか?
節分の豆撒きで「生豆」をまいたあとまいた豆から芽が出ると縁起が悪いとされている
<スポンサードリンク>
ではなぜ、節分の豆まきでは「生の豆」をつかってはいけないのでしょうか?
節分の豆撒きは、豆が「魔滅(まめ)」ということに通じ、豆をまくことで家の中の「魔」・・・いわゆる「鬼」を追い出す意味があります。
しかし、「生の豆」を使って豆まきをして例えばタンスの後ろに、この「生の豆」がいくつかころがって入り込んでしまったとします。
それに気づかず放置したまま、春先になって気温が上昇し、それにともない「節分のときにまいた生の豆」が芽吹いたとしましょう。
そうなると、「魔」を「滅」するはずの「豆」から芽が出るというのは、「魔が芽吹く」ことを想起させるから、縁起が悪いとされて、「生の豆」は「節分の豆撒きでまいてはいけない豆」にされています。
豆まきに使う大豆を炒るのは芽吹くのを防止する意味もあるみたい
この「生の豆」を節分の豆まきでまいてはいけないという話を、博識の近所のおじいちゃんから聞いて、あとになってあることに気づきました。
それは、豆まきをするときに使う「大豆」は、まく前に事前によくフライパンなどで「炒る」ようにしなさいと昔から親に言われていましたが、この豆を炒る行為は、「豆が芽吹かないようにするため」という意味合いもあるのではないかと気づいたんです。
その気付きを再度、博識のおじいちゃんにぶつけたところ、「よいところに気づいた!まさに豆まきした豆から芽が出てこないようにするために、豆まきする際には豆をよく炒めることが重要になってくるということでした。
市販の大豆をそのまま豆まきして芽が出ることはないだろうと高をくくっていたら、偶然がかさなると豆まきしたあとに芽が出ることがあるそうで、そういったケースを防止するために事前の乾煎りは重要になってくるそうです。
うーん、ということは落花生も豆まきに使用するときは乾煎りした方が良いのでしょうか?笑
<スポンサードリンク>
コメント