数年前に親戚の高齢者が入浴中に亡くなる事故がありました。
冬場に多い、よく聞く血圧に関するものやヒートショックというようなものとは別途のことが原因で亡くなったようです。
今回はその時のことを踏まえて、入浴中にお風呂で使う枕、バスピローについてのお話になります。
親戚のおじいさんが亡くなった原因
少し遠縁になる親戚のおじいさんが数年まえに風呂場で亡くなりました。それもバスタブの中でです。
話に聞いたのが、お昼ごはんをたらふく食べたあと、20分ぐらいですぐお風呂に入ったそうです。そして、しばらくして風呂場から物音がしないのに気づいたおばあさんが、浴室の中をのぞいてみたらおじいさんが顔をつけた状態でぐったりしてたとのこと。
すぐに助けをよんで、引き上げて救急車で病院に運ばれたそうですが手遅れだったようです。
死因は溺死となっていたようですが、なぜ普段入りなれたお風呂で溺れたのでしょうか?そのへんの詳しい話をきいたら、食事のあとにすぐに入浴したのがよくなかったようです。
食事のあと、人間の胃は食べたものを消化しようと活発に稼働します。この時、胃に血液が集まるそうで私達も食事のあとに眠くなるのはこのためだそうです。
その状態で、お風呂に入ると温かいお湯の中に体をつけるので体中の血管が拡張して血圧が下がります。
食事に使われる血液が胃に集中して、さらに血圧が急激に下ると人間の脳に必要な血液が運ばれなくなるそうです。
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そうなると意識がなくなり、バスタブが大きいとそのままお湯の中に沈んでしまい溺死してしまうというのが事故のメカニズムだという話を聞きました。
その話を聞いていたので、先日ある介護士の方とお話をする機会があって、自宅で親戚のおじいちゃんが亡くなったような事故を防ぐためのおすすめのお風呂用の枕があるそうなんです。
風呂で意識が無くなっても溺れないように工夫されている枕とマット
バスピローというとお風呂に入ったときに、バスタブのはしっこに置いて頭を載せても痛くないようにする枕ですね。
私もこのお風呂用の枕は過去に何度か使用したことがありますが、クッションがわりになって気持ちはよいですが、そのまま寝入ったときにバスタブが大きいとそのままズルっと滑って溺れてしまう可能性が・・・ないとはいえません。
しかし、先程書いた知り合いの介護士さんにお話を聞いたら、介護用ではないそうですが一般の方が使われて迂闊にもバスタブの中で寝てしまっても滑らない、ずり落ちない使用の枕というか、枕とマットのセットがあるそうです。
一般的なバスピローにバスタブの底に沈めて使うマットがあるそうで、これをセットで使用するとマットがすべり止めの役割をしてくれて、もし気持ちよくなって寝てしまっても体が奥のほうに滑ったり、ずり落ちたりするようなことはないそうです。
このマットも種類によっては、使う人によって滑ってしまうような物もあるそうですが、滑り防止をうたっている枕とのセット品であれば、一般的な風呂での溺れたりする事故は防げるみたいにお話されていました。
そんな事よりも、大事なのは食事をしてからすぐにお風呂に入らないことだそうです!
確かに食後、十分に時間をおいて、なんならお散歩してからぐらいの方がよいみたいですね。
あと、その介護士さんがお風呂のことでお話されていたのが、高齢者の方は皮膚の感覚が衰えているので、ある程度のお湯の温度でもぬるく感じて、お湯の温度を高くする傾向があるそうです。
43度以上お風呂に高齢者が入るのは少々危険をともなうそうなので、身近にお年寄りの方がいらっしゃる方は一度お風呂の温度をチェックされてみてはどうでしょうか?
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