能代の花火が中止になるであろう天候:近年のゲリラ豪雨ぽい日を調査

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毎年日本各地、色々な場所でその土地土地で人気がある花火大会が開催されていますが、近年その花火大会が中止になるケースがかなりみうけられます。

 

花火大会が中止になる一番の原因は「天候」だとおもいますが、大会当日の天気予報が「雨」で降水確率も高い予報が出ていると大会主催者や見物客の方も予定がたてやすいのではないかと思います。

 

しかし、近年夏場になるとニュース報道でよく耳にするある気象状態による花火大会中止というのが結構日本各地の地方で発生して花火大会を中止にすることを余儀なくされていることを多くの方はあまりご存知ないようです。

 

そのある気象状態とは・・・

 

「ゲリラ豪雨」

 

そこで、今回は地方の人気花火大会である秋田県の「能代の花火」が中止になる可能性が高くなる、能代地方でのゲリラ豪雨について調べてみました。

 

 

能代の花火に今回注目した理由

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「能代の花火」は、秋田県能代市で毎年行われている人気の花火大会です。

 

正式には「港まつり 能代の花火」と呼ぶそうで、上空600mで炸裂する「能代の三尺玉」はつとに人気があり、毎年多くの歓声を集めている目玉となっています。

 

で、今回なぜこの秋田県の「能代の花火」に注目したのかというと、この花火大会が現地会場に来場者が自由に見ることができるスペースが無いからです。

 

すべて有料の観覧席について見ないといけないそうで・・・。となると、大会主催者はもちろんですが、事前に観覧席のチケットを購入されている方も、当日花火大会が開催されるのか中止になるかとても気になるところだと思ったからです。

 

それで、今回能代の花火が中止になるような気象状況ってどのようなケースがあるのか考えてみたところ、一番予測がしにくいと思われます「ゲリラ豪雨」での中止について調査して調べてみようと思ったわけです。

 

20mm~30mm/h 下水があふれ、小河川が氾濫することがある。がけ崩れの危険性
30mm/h以上 バケツをひっくり返したような豪雨、危険箇所は避難準備
危険と思ったら自主避難

 

 

過去の能代の気象データからゲリラ豪雨らしき記録を見つけ、その日付と気象状態から推測してみる

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それで、まず秋田県の能代市に近年ゲリラ豪雨と呼ばれるようなものがあったのかどうか調べてみました。

 

秋田県の過去の気象データに関しては気象庁のサイトで確認させていただきました。

 

基本、夏場の7月、8月、9月の三ヶ月間のデータをチェックしました。

 

それで、早速昨年2015年のデータから見てみたのですが、昨年の能代地方の夏は非常に降水量が少なく、ゲリラ豪雨と呼べるような日は一日もありませんでした。

 

あっ、それで短時間で集中して降る雨についてチェックするわけですが、今回は1時間あたり最大降水量が「20mm」を超えるような日をチェックしました。

 

それで、2015年が該当日がなかったので前年の2014年から3年間の過去のデータを下記にピックアップしてみました。

 

【能代市の2012年~2014年の夏場に集中的に雨が降った日】

※(数値は左から一日の合計降水量、一時間の最大降水量、10分間の最大降水量)

 

<2014年>
2014年8月8日
35.0 21.5 8.5

2014年8月20日
44.5 24.0 8.0
<2013年>
2013年7月28日
46.5 26.0 9.5



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2013年9月3日
59.5 21.5 7.0
<2012年>

2012年9月6日
42.0 31.0 16.5

2012年9月10日
64.5 29.0 8.0

2012年7月16日
80.0 21.5 9.0

 

時間あたり「20mm」を超えるようなゲリラ豪雨に近い降り方をしてるのは、近年能代しでは「ひと夏」に「2~3回」あったようです。

 

1時間20mmでもかなりの土砂降りだと思うですが、2012年の9月には30mmを超える日と、29mmという日が、ありました。

 

これは完全にゲリラ豪雨といってよいのではないでしょうか?

 

この規模の雨になると花火大会は中止になると思います。

 

今回チェックしたデータで、現在復活して開催されている「能代の花火」は10年ちょっとを経過していますが、毎年7月の下旬に開催されています。

 

これを今回チェックしたデータと照らし合わせると

 

2013年7月28日

 

この日の気象状況が同じように発生すると能代の花火が中止になる可能性が極めて高くなるといってよいかと思います。

 

この日の気象データを再度確認してみると時間あたりの最大降水量が「26.0mm」とかなりの激しい雨が降ったことがわかります。

 

そして、この時の他の気象データを見て一つ気づいたのが、風向きに特徴的なものがあるように感じました。この日の風向きが「南」になっていて、南風というのがこの月では、この日を含めて4日しかありません。

 

他の日で全く雨が降ってない日もありますが、ゲリラ豪雨の一つの要因となる「大気が不安定」になる要素がこの南風には一つ含まれているのではないでしょうか?

 

さらに、この2013年の7月28日の天気図がどのようになっていたのか、調べてみたところ・・・

 

■日本気象協会 過去の天気図
2013年7月28日
http://www.tenki.jp/past/2013/07/28/chart/

 

上記のページの天気図を見ると、まず大陸のほうから前線が日本列島に向かって伸びているのが分かります。

 

さらに3時間おきの天気図を連続再生してみると、秋田県の海側、日本海側に低気圧が発生しているのが確認できます。

 

日本海で発生した低気圧が一日を通してかなり長い時間、日本海に停滞していたことがわかります。

 

この時、太平洋には夏の高気圧が・・・。これで、先ほどチェックした「南風」がこの日に吹いていた理由が分かりました。

 

さらに、低気圧の停滞時間からみて、かなり長い間、南風が吹いて能代地方には湿った空気が流れ込んでいたのではないかと思います。

 

これが、大気が不安定になる大きな要因になるのではないでしょうか?

 

よって、この過去の天気から考察すると、この日と似たような気象条件がかさなると、能代地方ではゲリラ豪雨のような短時間に集中した降雨があるであろうことが予測でき、それにともない「能代の花火」など、イベントが中止になる可能性が高くなるであろうと判断できます。

 

他の気象条件なども急な豪雨をもたらすケースとして考えられるかと思いますが、とりあえず近年の能代の天候からはこのようなことがいえると思います。

 

能代の花火の観覧席のチケット一般発売がもう来週から始まりますが、当日雨が降らないようにテルテル坊主にお願いするよりも、天気図を見て冷静に中止になるかどうか判断された方が賢明かと思います。

 



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