前回登山用ウェアのブランドに関する情報をお伝えしましたが、この記事を書くきっかけになる姪が、最初に友達と山登りをしようと決めた時の話が今回の記事のメインのテーマになります。
素人ながら、前記事で触れた着るものよりも山に登る時使う靴とザックに関しては重要なアイテムになると友達といろいろ話たそうです。
その中で、登山用のザックに関してどれぐらいの容量のものを準備したらよいのかということでかなり色々と悩んだそうで、同じような事でこれから登山を始めようとされる方も疑問や悩みをもたれるのではないかと考え、今回は登山用のザックに関するお話をメインに記事を書かせていただきます。
登山用のザックの基本。大きさ・容量は「L(リットル)」で表記されている!
姪たちは最初、登山用のザックを購入する時に少し変わったことをやっていました。
登山に行くときに必要なものを取り敢えず、思いつくだけ用意して、それを市販のゴミ袋のような大型のポリ袋にきちんと詰めて、詰め終わったらその袋の縦・横・高さをメジャーで測って、そこで初めて登山用のザックを探し始めたそうです。笑
現代っ子というか、私の頭ではちょっと発想できないかなりユニークなザックの選定方法ではないかと思います。
それで、地元の釣具とアウトドア用品を販売しているショップに姪と友人は足を運んだそうです。
この店、私も釣りをするのでよく顔を出すショップなのですが、1階が釣り用品がメインで2階に登山用品、キャンプ用品などアウトドアグッズの商品が並んでいます。
そこで、実際に登山用のザックを見てみたところザックの大きさがすべて、容量・L(リットル)で表記されていることに初めて気づいたとの事・・・・。w
Lで大きさが商品の陳列棚に順番に目立つタグで分かりやすく表示してあるそうですが、個々のザックを手にとって、それぞれの商品についているタグを見るとそのザックの大きさが「cm」でも表記してあったそうです。
しかし、この手のザックを探すときにはやはりその容量が表記されているLがどれぐらいの大きさなのか、おおよそ見当がつくようになった方が良いであろうことに姪たちは遅まきながら気づいたようでした。
一般的な登山用ザックの容量「L」の目安を姪たちは調べる
ショップで実際のザックを手にして、少しづつわかってきた姪と友人二人は、それまでの自分たちのやり方をひとまず置いておいて、一般的な登山用のザックの容量の目安について調べてみることにしたそうです。
日帰りで行く登山の場合
1泊での登山の場合
2~3泊する登山のケース
姪たちは、宿泊する日数でザックの大きさ、容量も変わってくるであろうと判断して、そのあたりから一般的な登山用ザックの容量の目安となる事例について調べてみたそうです。
この「泊数」で、ザックの大きさを判断する考え方は、旅行に行くときにスーツケースをどれ位の大きさにしたらよいのか考える時に似てるように思います。
しかし、この考え方は登山のザックの大きさを決めるときには少しあてはまらないことに姪たちは気付きました。
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旅行に行く時でも、そうですが登山の際は登る方、個々人によってその荷物の内容がかなり変わってきて、さらに夏山と冬山とではかなり装備品が違ってくることが判明。
となると、宿泊数で登山用ザックを選定するのは少し無理があるのかな?と二人は考えたようです。
それでも、姪たちは雪が降り積もる冬の雪山に登るようなことはまずないだろうから、夏山登山の「一般的なザック容量の目安」となるものがないかさらに調査してみたようです。
30Lと60Lというキーとなるザック容量の目安を発見
それで、登山業界というか登山をされる先輩方のネット上の意見を色々チェックしてみたところ、あるキーとなる容量が浮かび上がってきたそうです。
それが
30Lと60Lの容量のザックです。
この目安となる容量を発見したのが、一般的な登山であれば30Lの容量でほぼ事足りるというものと、本格的にテント泊をして縦走するような登山であれば60Lの容量が一つの目安になるというものだったそうです。
登山初心者の方で近場のそれほど高くない山に日帰りで登山されるような時には、容量的には20Lのサイズのザックでも十分なようですが、すこし山登りにはまってきたような姪たちには30Lの容量のザックが案外よいのかもしれません。
で、二人は結局30Lの容量のザックを購入したそうです。
初心者には少し大きかったようですが、将来的にはというか、近々山から山への縦走もしたいと言ってるので、それが実現するようになるとこの30Lの容量のザックでは逆に小さくなってくるのではないかと言ってました。
少し前に山ガールという言葉、流行ったようですが、今の姪と友人はまさにその山ガールそのものだと思います。
この姪の母親が最近娘の行動にかなり心を痛めています。
縦走という言葉を娘の口から聞いて、2009年の7月に起きたトムラウシ山遭難事故を思いおこして、娘の事が心配になっているのです。
姪は雪が降り積もるような冬山には登らないから大丈夫だと言っていたそうで、さらにこの2009年のトムラウシで起きた事故のことをよく知らないようで・・・。
夏山でも、天候が悪化すると山では体温を奪われ低体温症で命を落とすことがある・・・そういう怖さを知らずに、彼女たちは今年も山に登るようです。
この山に対する知識の浅さは、若い人だけではなく、昨今ブームとなっている中高年の登山愛好者の方々にも言えるところがあるようです。
その辺のこともあって、「大は小を兼ねる」ではないですが、夏山に登るケースでもザックは少し大きめのものを用意して登った方がよさそうに私は考えました。
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