近年、エコに関する意識が高まり生活におけるあらゆることに節約、リサイクルの波が押し寄せています。
このブログでも節約やリサイクルに関する話題はいくつかとりあげてきました。
こういった意識をもてるのも、私のまわりに同じようなエコな思いを持っている人が多いからだと思っています。そんな中の一人に私の友人がいるのですが、この友人が最近エコ活動で失敗した話を、聞かせてくれました。
その内容が、私やうちの家族だれも知らなかったので、今回はその友人の話をご紹介させていただきます。
電気代節約をもくろみ、自宅の照明をLEDに総交換!しかし、交換から1年でLED電球が切れた!
エコ意識が近年高くなってきた私の友人の一人が、一昨年に自宅の照明をほぼ全部「LED」に交換しました。
LEDに交換すると電気代も安くなるし、電球自体の寿命も長いので交換の手間や、そもそも環境にやさしい・・・と。
そう思っていた彼はこういったことは思い立ったらすぐに始めるのが一番得だと信じていたので、一昨年の暮れ、自宅の大掃除と合わせて各所の照明をLEDに交換したとのこと。
それから、約1年経過した昨年の11月。自宅の階段の側面に取り付けてある照明のLED電球が切れてしまったそうです。
「使いだしてまだ1年たってないのに・・・」
「不良品をつかまされたのか?」
そんな事が頭をよぎりながら、彼はそのLED電球を生産してるメーカーに問い合わせの電話をしたそうです。
長寿命をうたったLED電球で、しかも使用頻度と使用時間が低い階段照明で1年もたなかったことに友人はかなりご立腹・・・
その短命だったLEDの電球の原因をさぐるべく生産メーカーに抗議まがいの問い合わせの電話をしたところ・・・
ホタルスイッチの照明器具にはLED電球は適していない!
メーカーの担当者の方が彼に説明してくれたのが、「LED電球を使用する照明器具のスイッチがホタルスイッチの場合だと、LED電球の使用は不向きです」・・・とのこと。
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今回そうそうに電球切れを起こした階段の照明は一階の階段の登り口と、二階の階段を上がったところに照明のスイッチがあってどちらも「ホタルスイッチ」だったそうです。
そのことを知って、彼は自宅の照明器具のスイッチを確認してみたところ、かなりの箇所のスイッチが「ホタルスイッチ」になっていたそうです。orz orz orz
かなりの投資をして家中の照明器具をLEDに交換して電気代を節約しようともくろんだ彼の野望は水泡に帰す結果となりました。
というか、ホタルスイッチの場合にはLED電球やLED蛍光灯の使用は向いてないということ私は全く知りませんでした。
なぜホタルスイッチではLEDは不向きなのか?
ホタルスイッチは照明が切り、オフの状態でも夜間暗闇の中でスイッチの場所が確認できるように小さな電球が光る仕様になっています。
ようするに、照明の電球が消えている状態でもごくごく微弱な電流が流れていることになります。
これが従来の白熱球や蛍光灯の場合だと、流れている電圧が低すぎて点灯することはないそうですが、LEDの場合、電気の消費を抑えることがある意味最重要項目となっているのでごくごく少量の電気でも点灯したり、点灯まではしないまでも電球の寿命を縮める原因になってしまうそうです。
なので、ホタルスイッチの照明器具にLEDの電球をつけると、照明器具の電源を入れてないのに「LED電球がピカピカと点滅」したりするケースがあるそうです。
このチラツキを抑える施工をして、これで電気代の節約は完璧だと思われた方も、今回の友人のケースのように一年とかで電球の寿命を迎えることになるようです。
ではホタルスイッチの照明器具にLEDを使用するにはどうしたらよいのか?
では、ホタルスイッチの照明器具の場合、LEDは使用をあきらめたほうがよいのでしょうか?
解決策の一つとして、ホタルスイッチを全部点灯しないベーシックなタイプのスイッチに交換することでしょうが、これも結構な出費と手間がかかりそうです。
電気関係なので専門の電気工事業者に依頼しないと駄目でしょうからかなりの出費になることが予想されます。
しかし、この問題を解決できる方法を調査したらあまりにあっけない解決策に遭遇しました。
それは「ホタルスイッチ対応のLED電球を使用する」ということです。wwww
これ、もうそうとう以前からホタルスイッチに対応したLED照明は発売されているそうで、私の友人は一昨年末に取り替えたときどこでLEDの電球を調達したのか?
これから自宅や職場の照明器具の電球や蛍光灯をLEDに交換される予定がある方は、スイッチが「ホタルスイッチ」の場合は「ホタルスイッチ対応のLED電球、LED蛍光灯」を入手するようにご注意ください。
今回は、家電製品にあまり強くない私にとってはかなり勉強になりました。
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