うちの会社が社員寮として使用してるワンルームのマンションに関する話題になります。
この春に新入社員が3名この社員寮に入ったのですが、その中の一人からあることで連絡が入りました。ユニットバスに設置してある「洗面台の曇り止め仕様の鏡を掃除してたら、鏡に細かい傷が入って顔が見づらくなった」というものでした。
庶務課の担当者がその話を聞いて「あっ、またやったな。誰だよ、入寮するとき説明しなかったの?」と怒るように周りに毒をはいてました。
今回はこのプチ騒動に関しての記事になります。
曇り止め仕様の鏡は扱いを間違えると簡単に表面に傷がつく!
庶務担当者が怒るのも無理はなく、これまでに同じようなことで会社に申し出してきた先輩社員が何人もいたからです。
社員寮の各部屋に設置してある洗面台には、曇り止め仕様の鏡がついているのですが、この鏡が非常に傷つきやすくなっています。
ワンルームの部屋のユニットバスに設置してある洗面台なので、シャワーを使用したりバスタブにお湯を張って入浴すると蒸気が充満して鏡が曇りやすくなります。
そのために、ユニットバスには曇り止め仕様の鏡がつけられているわけですね。
それで、今回の新入社員のケースでは、ユニットバスの中を掃除してたそうで、洗面台の鏡を雑巾で吹いてたそうです。
鏡に歯磨きをしてたときの白い液体が飛んで付着してたのがいくかあったそうで、それを取るために雑巾でゴシゴシとやってたそうです。
曇り止め鏡に細かいキズが入った原因は、まさに新入社員による「歯磨き粉が付着した状態で雑巾を使いゴシゴシこすったこと」にありました。
曇り止め仕様の鏡に傷がつく原因となること
新入社員の彼が知らずにやってしまったことが曇り止め鏡の傷の原因になってしまった訳ですが、実際にこのような傷がつく原因には以下のようなことがあるので、ご注意ください。
<曇り止め仕様の鏡に傷がつく原因>
・歯磨き粉が付着した状態でゴシゴシ拭き取る
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・固い布で拭く
あと、傷ではありませんが曇り止め効果が低下する原因となるケースが、うがい液を使ってうがいをしたときに、液が鏡に飛び散ったまま放置してしまったり、スチームクリーナーの蒸気を鏡に当てて掃除をしたりすることも曇り止め効果が低下する原因となります。
こういったことをすると、鏡が曇ってきてその部分が気になり、何度もタオルや雑巾で拭き上げていると、細かい傷が入る原因になったりする二次的要因の一つとなりうるのでご注意ください。
あと、使用する洗剤にも注意が必要です。使用するのは「中性洗剤」のみです。重曹が汚れを落とすのによいからと、重曹を使うとアルカリ性なので曇り止め効果をもたらす表面の皮膜を傷めて曇らす原因になります。
さらに、女性の方だと口紅やマニキュアが付着したときも放置せずにすぐに柔らかい布で拭き取りましょう。昔ドラマでよく見た付き合ってる男性の部屋の洗面台の鏡に、口紅でメッセージを書くのは厳禁です。
もう一つ、中高年の方で白髪染めを使う方や若い方で毛染め液を使うかたも、液が鏡に付着した場合は同様にすみやかに柔らかい布できれいに拭き取っておきましょう。
曇り止め仕様の鏡の傷防止対策
曇り止め仕様の鏡の傷防止対策ですが、重要なポイントは2つ。
①鏡はやわらかい布でやさしく拭く
②汚れが付着したら放置しない(歯磨き粉等)
大きくこの2つのことに注意して、あとは前項でお伝えした細かい注意点を励行していただくことが傷防止につながります。
あとこれは私個人のアイデアなのですが、事前に鏡が汚れないようにラップ等でカバーする方法もありではないでしょうか?
なかなか、ラップをそのまま鏡の表面にピッタリ貼り付けるのは難しいかもしれませんが、ラップをしておくことで歯磨き粉やシャワーを浴びてるときのボディーソープなどの飛び散りを防御してくれるはずです。
ラップを貼り付けるのに少し工夫が必要かと思います。
ラップを貼り付けるのが手間がかかってめんどくさいと思われる方で、透明のテープを曇り止め鏡の表面に貼り付ける方法を考える方がいらっしゃるかもしれませんが、これは止めた方がよいと思います。
テープを貼り付けて、表面が汚れてきたときに新しいテープに張り替えるために、テープを剥がす際に、鏡の表面を傷める可能性があります。
このような事を考えると、曇り止め仕様の鏡よりも昔ながらの表面がガラスの鏡に曇り止め剤を塗って使う方が長く使えそうな気がします。
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