今朝のニュースを見て驚いたのが、昨日行われた埼玉県の久喜市市議会選挙で、先日ボストン・マラソンで日本人として31年ぶりに優勝した「公務員ランナー」の川内優輝選手の弟さん、川内鴻輝氏が見事初当選されたことが伝えられていました。
埼玉県の久喜市の市議会選挙なので、私が住んでる地方とは全く関係なく、距離も離れていることから、昨日選挙があったことすら知りませんでした。
で、兄の川内優輝氏のボストン・マラソン優勝とプロ転向が大きな後押しとなって大勝したと記事に書かれていたので、どの程度の大勝なのか調べてみたんです・・・。w
川内鴻輝氏のぶっちぎり過ぎる獲得票数
久喜市のホームページを見ると昨日の市長選挙と市議会議員選挙の結果が公開されていました。
■久喜市長選挙 久喜市議会議員一般選挙 開票結果
上記の開票結果を見てみると、投票総数が6万4千票ほどで、名簿をみると立候補者が川内鴻輝氏を含めて「31名」。
当選者数が「27名」になっています。
川内鴻輝氏は選挙人名簿を見ると名前が31番目になっています。届け出が一番遅かったのでしょう。ひょっとすると、今回の選挙戦に出馬表明するのも一番遅かったのでしょうか?
それで、今回の川内鴻輝氏の得票数が
6,309票
6,309票をいただき、当選させていただきました!
本当に本当にありがとうございました!#久喜市議会議員一般選挙 #久喜市 https://t.co/Fxjthx0l5F pic.twitter.com/4CCy0hOETU— 川内鴻輝 Koki Kawauchi (@k_ksports) 2018年4月22日
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この獲得票数、今回当選された27人の久喜市議会議員の中で2番目に多い獲得票数になるようです。
自民党、公明党、共産党、社民党などの公認候補がいる中で、いくら川内優輝氏の弟だからといって少し知名度があるとはいえ、無所属で初立候補で、選挙戦もまったく初めてだった川内鴻輝氏がこれだけの票を獲得したというのは相当すごいことではないでしょうか?
おそらく、ライバルの政党に所属して選挙戦を戦った候補者や、久喜市市議のベテラン勢の方々はこの結果に相当驚かれたのではないでしょうか?
落選された方の中には、予期せぬ出来事というか、想定外の出来事だったのではないかと・・・。
市議会議員選挙レベルだと、今回の川内鴻輝氏方式で選挙戦を勝ち抜くことができるのでは?
今回の久喜市議会議員選挙では川内鴻輝氏が兄の川内優輝氏のあの瀬古利彦さん以来のボストン・マラソン優勝というニュースと、それに加えてプロ転向というニュースが全国に流れたことが大きな追い風になったと川内鴻輝氏はマスコミに答えていらっしゃいます。
それが、証拠に実際の開胸結果をみるとダントツの2位での当選をされているのですが、今回トップ当選された方は「7千5百票」ほどの獲得票数で、その次が川内鴻輝氏になっています。
この川内鴻輝氏の次の3位当選の方の得票数が「2千6百票ほど」なんですね。ほかに2千票台の方が6人いらっしゃいます。あとの当選者の方は「千票台以下」の得票数です。
この結果を見て川内鴻輝氏が今回初参戦にもかかわらず、6千票以上獲得したのはまさにぶっちぎりで当選したと言ってよいのではないでしょうか?
それで、今回お兄さんの川内優輝さんのマラソンでの活躍が弟、川内鴻輝氏の大量の票の獲得につながったとご自身でも分析されているように、この久喜市規模の市議会議員選挙だと、身内にスポーツ選手や全国区のニュースに取り上げられるような方がいると、選挙戦前にその身内の方に頑張ってもらって試合に勝つとか、マスコミにとりあげられるようなことをしてもらうと、これほど有効な選挙活動はないように思います。
このパターンが確立されると、地方での選挙戦もいくぶん様変わりするのではないかと思います。
今回の選挙戦を見て思ったのが、やはり衆議院選挙や参議院選挙など、国政選挙に芸能人や著名人が政党からお誘いがかかるのが分かるように思います。
しかし、それはあくまで議席獲得だけを目的としたものですね。やはり、税金を払っている国民からすると、適任者に議員になって国政をはじめ各地方の県政、市政をつかさどってほしいと・・・本音がでました。w
最後に、久喜市民ではありませんが川内鴻輝さんご当選おめでとうございます。
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