結婚した女性にある出来事として、銀行口座の口座名義を結婚して新しくなった姓に変更するときに、旧姓と新姓が分かる公的書類の提出をもとめられることがあります。
一つの例として
山田花子さんという方が、田中さんという男性と結婚して「田中花子」という新しい姓名になったとします。
それまでに使っていた銀行の預金通帳の口座名義を変更しようと、銀行に出向いたところ旧姓と新姓が分かる公的書類を提出して下さいと言われました。
花子さんは、それで頭に浮かんだのが最近最寄りのコンビニですぐ取れる「住民票」で旧姓と新姓の確認ができるのではないかと思いました。
今回は、このようなケースで「住民票で既婚女性の旧姓と新姓の確認が出来るのか?」ということについて調査してみました。
住民票では旧姓の確認が出来るところと出来ないところがある!
実際に調べてみたところ意外な結果であることが判明しました。
「住民票による既婚女性の旧姓の確認」は、ほとんどの自治体で可能であるが一部例外あり!
・・・・というのが結論です。
これは実際に住民票で旧姓が確認できる自治体の例を下記にあげておきます。
<住民票で旧姓が確認できる自治体>
- 西東京市・・・住民票の写しで旧姓を証明することはできますか
- 西宮市・・・住民票に旧姓はのっていますか
- 北見市・・・住民票に旧姓を載せることはできますか
- 熊本市・・・住民票に旧姓は載っていますか
- 札幌市・・・住民票に旧姓は載ってますか
※リンク切れ
上記のように、全国の自治体で住民票に旧姓の記載があり、現在の新姓とともに両方の姓の確認ができるようになっています。
住民票に旧姓が記載されないケース
ところが!
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各自治体の公式サイトのリンク先をご確認いただくと分かりますが、
「例外があり、住民票に旧姓が記載されていないケースがあります」
【住民票に旧姓が記載されないケース】
①住民票の姓名欄に記入スペースが無くなった場合は、新しい住民票を作製(改製)するので、その際は新しい住民票には「最新の情報しか記載されない」ので、旧姓の記入はなされません。
②他の自治体に住民票がある時に、結婚して新姓に変わって、新しい自治体へ転入したケース。
以上のようなケースでは住民票に旧姓の記載がないので、確認ができないということになっています。
住民票に旧姓の記載がなく確認ができない時はどうする?
それで、住民票に旧姓の記載がないケースではどのようにしたらよいのでしょうか?
そもそも論でいうと、まず結婚された女性が旧姓と新姓の両方の姓の確認が必要なとき、多くの方は
「住民票」ではなく「戸籍謄本 or 戸籍抄本」
を取得するのが一般的なようです。日本は昔から戸籍制度が発達して、世界でも類をみない本人確認のための公的書類が整った国だと思います。
戸籍を見ればその人の生まれてから現在までの主要な情報が全て記載されているので、銀行などから公的書類の提出を求められたとき、これほど信用度が高い公的書類はないかと思います。
今回のまとめ
銀行などで、既婚女性の方が口座名義の変更等で旧姓と新姓の確認できる公的書類の提出を求められた際、コンビニなどで夜間や早朝でも取得できる「住民票」を取得して確認書類とする事ができます。
しかし、結婚してから姓が変わったあとに他の自治体などへ引っ越し、転入したケースでは住民票には旧姓の記載がないので、戸籍謄本や戸籍抄本などを取得して確認書類とするとよい。
また、これ以外のケースでは運転免許証やパスポートなどが利用可能なケースがあるので、車を運転される方やパスポートをお持ちの方は更新などの前であれば旧姓の記載があるかどうか確認してみるとよいでしょう。
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