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新学期が始まり私の周りでも今年受験生という子が2人います。
一人が中学三年生で、もう一人が高校3年生。高3の子は難関国立大学を受験するとのことで、すでに家族総動員で受験モードに突入しているようです。
田舎ということもあって、この高3の男の子は進学塾に通わず学校の授業だけで難関国立を狙うそうです。
学校の授業だけといっても、地元ではトップの進学校なので、朝の7時30分から補習授業があって、8時30分から普通の授業がスタート。
午前と午後、6時間の授業があって、そのあとにさらに補習授業があります。・・・私もこの高校の卒業生でして・・・(笑)夏休み期間になると(夏休みはお盆の数日のみ)、毎日補習授業で、途中地元の避暑地で勉強合宿というのがありました。
2週間山の中にこもって勉強するのですが、このときの1日のスケジュールが勉強時間が14時間で睡眠時間が四時間半でした。
この睡眠時間、短いように思われますが、個人差はあるかと思いますが、慣れると非常に目覚めがよくてスッキリ起きることができます。
そこで、今回は受験生の睡眠時間について少し書かせていただきます。
受験生にとって睡眠時間は何時間が最適なのか?
受験生にとって毎日の睡眠時間をどれぐらい確保すべきなのか、かなり悩ましい問題だと思います。
ネットで調べてみると、とにかく色々な説が氾濫しています。目標とする大学、高校、中学によって、あるいはその受験生の能力的な部分において、最適な睡眠時間は個々人違ってくるかもしれません。
事実、ネット上ではこの受験生の睡眠時間については3時間から8時間まで、1時間から30分単位で、受験生の睡眠時間は「○○時間がベスト!」と力説されている方が数多くいらっしゃいます。
なので、これから受験生活を送られる方は、自分にとって最適な睡眠時間が何時間なのか、また目標とする学校に合格するにはどれぐらいの睡眠時間を確保すべきなのかをいち早く知ることが受験生活を送る上で非常に重要な事項になってくるかと私は思います。
個人的な経験から言うと、受験生活での最適な睡眠時間を割り出す要素として、
・目覚めたときのスッキリ感
・記憶の定着率
この2つの物差しをもって、私は自分にとって最適な睡眠時間を割り出していました。
具体的な最適睡眠時間判定方法
これからご紹介する方法はあくまで私個人のやり方なので、すべての方にとってあてはまるものではないかと思いますので予めご承知おきください。
まず、最初にやることは一日のスケジューリングです。日課をしっかり組み立てることから始めます。朝何時に起きて、夜寝るまでを細かく計画をたてるのです。
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それで、今現在の睡眠時間から30分短い時間を一日の睡眠時間として日課に書き込みます。これを私の場合、1週間やり毎日朝起きたときのスッキリ感、目覚めがどのようだったかを事細かく記録していきます。
一週間経過したら、睡眠時間をさらに30分短くした日課を立て直します。それで同じように一週間、朝の寝起きの状態を記録していきます。
これを4週間やると、最初の状態から2時間睡眠時間が短くなることになります。そこまでやって、一番朝起きたときの状態が良かった時間を再度1週間日課に組み込みます。
それで、微調整として人間の睡眠サイクルが90分、1時間半のサイクルであることは広くしられていることですが、この1時間半のサイクルに近い時間に近づけて睡眠時間を日課に組み込むようにします。
睡眠のサイクルが1時間半おきなので
1時間半、3時間、4時間半、6時間、7時間半・・・・
なので、4週間かけて短くしていった睡眠時間で一番すっきりする時間が5時間だったとします。そうすると、その五時間の睡眠時間を1週間再度繰り返したあとに、次の週から短くして4時間半にしていきます。
そうした時、5時間睡眠時間をとったときと4時間半睡眠時間をとったときの寝起きの状態を比較してどちらが自分にあってるか比較するわけです。
私はこの方法で「四時間半」が自分に一番最適な睡眠時間だということに気づきました。なので高校受験の時はGWがスタートする時期からこの四時間半睡眠を開始してそれから10年以上、この睡眠リズムは崩れていません。
四時間半睡眠実践者
実はこの睡眠時間チェック方法は高校時代の受験生のころに同じクラスの友人達と話し合って実践した方法でした。
当時、クラスメイトには自分だけ勉強して出し抜こうなどと考えているヤツはほぼいなかったと思いますが(笑)、どうすると効率よく受験勉強に集中できるのかを話し合っていたように思います。
そこで睡眠時間の話が出て、色々話しているうちに先程説明させていただいたような方法で自分にとって最適な睡眠時間をチェックしていきました。
実践者のうちで私を含め8割ほどが「四時間半」の睡眠時間に落ち着き、残りが六時間の睡眠時間を選択しました。
この「1時間半」の睡眠時間の「差」が、半年後にどうなるか・・・そんな話も当時よくワイワイガヤガヤとやってました。
ちなみに、この「差」を計算してみると
1.5時間 × 180日 = 270時間
「四時間半」の睡眠時間の受験生と、「六時間」の睡眠時間の受験生では、半年で270時間、約11日の「受験に活用できる時間」の「差」が出来ます。
六時間以上睡眠時間をとってる方とは、言うまでもなくそれ以上の差ができるわけです。
受験生にとってこの「差」ってとてつもなく大きいもののように思います。
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