地面師対策:<その1>偽造運転免許証を見破るには?

 

地面師(じめんし)という言葉は以前どこかで遭遇したような気がする私。今日の産経新聞でその言葉に再度遭遇し、その意味するところを調べてみて、以前遭遇した時のことがかすかながら記憶によみがえってきました。

 

人気漫画「ナニワ金融道」の実写版の映画?だったでしょうか、まだ主役の竹内力さんが若かりしころの作品で確か・・・。

 

調べてみたら、「ミナミの帝王 1 トイチの萬田銀次郎」で、主役の萬田銀次郎があくどいやり方に対抗して「地面詐欺師」として一泡吹かせるシーンがありました。

 

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で、今回ニュースで取り上げられている地面師は現在全国に増加している空き家を狙って金をだまし取ろうと、必要な書類を偽造して不動産業者などを巧みな手口で信用させて大金を騙しとっているそうです。

 

この地面師のことについて調べると、プロの不動産業者さんや司法書士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、銀行員などを騙しているのがなんとも凄いというか、そんな専門家をいとも簡単にだませるのだろうかとふと疑問をいだきました。

 

ある地面師に関する事件では、本人確認のために運転免許証を使って本人確認をしたそうですが、その免許証が偽造されたものであることを不動産業者さんなどは見破ることができなかったのでしょうか?

 

そこで、今回は素人ながら地面師と関わることなどないとは思いますが、地面師が使用する偽造運転免許証などを見破ることはできないのか簡単ですが調査してみました。

 

まず偽造された運転免許証であるか目視で確認できること

 

まず今回のニュースで取り上げられている地面師のグループはかなり巧妙に免許証をはじめ色々な公的書類を偽造して、不動産業者などを騙しています。

 

ですので、それほど簡単にバレるようなことはしてないとは思いますが、まずは運転免許証に記載されている「番号」で、真偽が判別できることがあるようです。

 

運転免許証に記載されている番号には意味がある

運転免許証をおもちの方は確認されてみるとわかるかと思いますが、下の方に「番号」という欄があって「第」という字の記載後に「12桁」の数字が確認できると思います。

 

この番号にはそれぞれ、意味があるというか免許証をお持ちのかたの情報がかくされているのです。

 

まず、12桁の数字の先頭2桁は、その免許証を所持されている方がどこの都道府県で最初に免許証を取得したが分かるようになっています。

 

番号の割り振りは以下のようになっています。

 

<運転免許証番号の先頭2桁の番号の対応地>

北海道 10
函館  11
旭川  12
釧路  13
北見  14
青森  20
岩手  21
宮城  22
秋田  23
山形  24
福島  25

東京  30
茨城  40
栃木  41
群馬  42
埼玉  43
千葉  44
神奈川 45

新潟  46
山梨  47
長野  48
静岡  49
富山  50
石川  51
福井  52
岐阜  53
愛知  54
三重  55

滋賀  60
京都  61
大阪  62
兵庫  63
奈良  64
和歌山 65

鳥取  70
島根  71
岡山  72
広島  73
山口  74

徳島  80
香川  81
愛媛  82
高知  83

福岡  90
佐賀  91
長崎  92
熊本  93
大分  94
宮崎  95
鹿児島 96
沖縄  97

 

このとこを知っていれば、本人確認のために運転免許証を提示された方に「つかぬことをお伺いしますが、運転免許はいくつのとき、どこで取得されましたか?」という質問して先頭の番号が「30」の東京になっているのに、「自分は名古屋出身なので、高校卒業前に地元の名古屋の自動車学校に通って免許を取得しました」といったような回答があると・・・「ん?おかしい・・・」と判断できるようになっています。

 

また免許証の先頭の数字は上記にしめした二桁の数字の組み合わせしか存在しないので、先頭の二桁の数字が「18」とか「27」とか免許証番号では存在しない数字であれば偽造されたものである可能性が高いと判断できます。

 

また先程の質問で「免許をいつとられたか」に関連して、免許証には初めて取得した年月日が記載されているのはご存知の方は多いと思います。

 

現在であれば、昭和○○年○月○日とか平成○○年○月○日というのが免許証の下のほうに記載されています。

 

それで、12桁の番号のうち3番目と4番目の数字というのが、免許を初めて取得した西暦の下二桁になります。

 

ですので、和暦で昭和何年とか平成何年と記載されているものを、西暦になおしてその下二桁が免許証の番号の3番目と4番目の数字に合致しないと、これも偽造の可能性が高いと判断できます。



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例えば昭和60年に免許を取得した方は、西暦になおすと1985年になるので免許証番号の3,4桁が「85」になってないとおかしいことになります。

 

■和暦西暦早見表
http://www.jcb.co.jp/processing/share/wareki.html

 

あと5番目から11番目の数字に関しては一般の方にはどのような意味があるのか分からないようになっているようです。特に11番めの数字は偽造に関する情報をしめす番号になるそうで、これはトップシークレットの情報かと思います。

 

さらに、最後の12番目の番号ですがこれは「免許証の再発行回数」をあらわしているそうです。

 

金融機関などはこの番号を見て、数が多いと・・・一説には2以上だとローンが組めないとか、レンタルビデオ店などでもこの最後の数字が多いと会員になるのを断られることがあるそうです。

 

それで、普通この番号はたいてい「0」になっているはずですが、この番号が例えば「8」とか「9」になっていると・・・ちょっとありえないというか、ヤバイというか偽造されたものの可能性が高いのではないかと判断できます。

 

免許証の「透かし」やICチップの存在を確認してみる

 

運転免許証には紙幣と同じように「透かし(すかし)」があるのをご存知でしょうか?

 

免許証の表側からライトなどで光をあてると裏側から「すかし」が確認できます。免許証をおもちの方は、一度ご自身の免許証を光にあてて確認してみて下さい。

 

現在はICチップが免許証に埋め込まれているので、それも光にあてると確認できますし免許証の端のほうにはこのための回路のようなものまで確認できます。

 

しかし、すかしに関して偽造免許証の中にはすかしが入っているものもあるそうで・・・今回ニュースになった地面師が使用した免許証にもおそらく「すかし」は入っていたのではないかと思われます。

 

では一般の業者レベルでは偽造免許証を見破ることは難しいのか?

 

今回地面師のニュースに触れて、免許証の偽造に関して調査をしてみたのですが、どうもこの偽造かなりピンからキリまであるようです。

 

若者などが車に乗りたいがために透かしも入ってないようなカラーコピー機でコピーして作ったようなバレバレの免許証から、現場の業者さんや専門家の目をも騙してしまう精巧に偽造された運転免許証まで・・・。

 

それで、街の不動産屋さんなどがこれからますます増えるであろう全国各地の空き家を狙った地面師たちの対策として、偽造された運転免許証を見破る方法がないものか調査していたら、思いがけないものを発見しました。

 

それが株式会社松村エンジニアリングという会社が発売してる「運転免許証識別装置」というものです。

 

■運転免許証識別装置

http://www.matsumura-eng.com/license/exc-2500zr/

 

この機械、運転免許証を入れるだけでその免許証が本物であるか偽物であるか判定してくれるそうです。これ、調べてみると全国の市役所などの自治体でかなり導入されているようです。

 

で、この機械のことを上記のページの説明書きを読んでページ下段に降りていったら、さらなる気になる商品を発見しました。w

 

■本人確認装置

http://www.matsumura-eng.com/license/exc-2700/

 

こちらの機械は運転免許証だけでなく、個人番号カードや在留カードなど本人確認のために使用されるカードや書類が本物であるかチェックしてくれる機械だそうです。

 

とりあえず、地面師対策にはこの機械は準備しておいたほうがよいのではないでしょうか?おそらく、上記の免許証の偽造判定できる機械のように公的機関などがかなり導入されているのではないかと思います。

 

今回ニュースになった地面師のグループが使用した偽造運転免許証って、この機械もすりぬけるのでしょうか?その点が、今回最後に気になりました。

 

あと、最終的には警察に依頼する方法もあるようですが、こちらは事件性がないと警察は動かないとか色々意見があるようですが、もし疑わしいような免許証に遭遇したら一度警察にも相談されるのも一つの地面師対策になるのではないかと思います。

 

警察で相談されるときは、知能犯や詐欺事件を担当されている「捜査二課」の担当刑事さんに相談されるとよいかと思います。

 



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