初盆のお返しは関西ではどうするの?

生活

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初盆を迎えられるご家庭ではそろそろいろいろと準備に忙しくされている時期ではないでしょうか?

 

その忙しく準備をしてるところが身内にあって話を聞いていていろいろと知らないことがあったので、記事ネタにいろいろとご紹介していきたいと思っているところです。

 

身内というのが、うちの奥さんの妹夫婦のことで現在関西某所で生活しています。この義理の妹の旦那のお父さんが昨年年末に亡くなって今年初盆を迎えることに。

 

旦那が一人っ子で、旦那のお母さんが現在入院中ということで、義理の妹が一人で初盆の準備をしてるのですが、生まれ育った関東とはいろいろとやり方が違うようで、かなり混乱してるようです。

 

そもそも初盆のやり方が日本各地で違っている・・・

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私も冠婚葬祭などに関する知識はそれほどあるほうではないのですが、その嫁の妹からいろいろと初盆に関する質問がうちの奥さんのところにメールで問い合わせがきてて、その質問が私の所にもぶつけられてきていました。

 

それで、知識がないものですから独自に調べてみたのですが、これが同じ日本でも初盆のやり方というか、お盆のご先祖の供養の作法が場所、土地によってかなり違うことを知りました。

 

これだけ違うと、ネット上でもあーでもないこーでもないとほぼ喧嘩ごしの意見のやり取りがかわされていました。

 

これだけ初盆に関して地方によってやり方がバラバラだと、もはや作法とかマナーってなんなの?って感じに思ってしまいます。

 

自分が正しい、先祖代々継承してきた初盆のやりかたを押し通していたら、親戚の中でそれはマナー違反だと厳しく責め立てられ喧嘩に・・・というのが、毎年日本のお盆の時期に全国各地で繰り広げられているようです。

 

なので、それほど日本では初盆の迎え方、供養の方法が土地土地によって違うということをまずは頭に入れて、初盆に望むことが大事なように今回感じました。

 

今回究極だったのが、初盆のお返しは不要説

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今回初盆に関していろいろ調べていて、一番驚いたのが、そもそも

 

初盆のお返しは不要!

 

という説をとかれている人が何人かいらっしゃったことです。その見解を見て、私は最初驚きましたが、そのことをうちの奥さんに伝えると「そんなこと出来るわけないでしょう!」と即座に怒られました。w

 



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確かに、義理の妹からすると旦那が仕事で昼間家にいなくて、一人で義理の父の初盆の準備をしてるわけで、さらに義理の母も入院中ということなので、その状況で初盆のお返しは不要だと書かれていたので準備をしてなかったというのは、かなり立場的に問題になりそうです。

 

初盆のお返し不要説では、法要に参列して下さった方へ法要終了後にお食事を振る舞うことでお返しにという考えがメインになっているようです。

 

確かにそう言われると、それはそれで筋が通ってるような気もします。仏様に御供物や御供物料をお持ちいただいた方が、それぞれどれぐらいの金額のものをお持ちいただいたか法要時に確認はできないでしょうし、であれば参列してくださった方に故人をしのんでワイワイガヤガヤとお食事をして色々な思い出を語ってもらおうというのが狙いのようです。

 

お返しをする場合も関西と関東ではやり方が違う

 

それで初盆のお返しは必要ないということでは義理の妹のところは進められないので、法要後の食事の席の準備とは別に、御供物や御供物料をお持ちいただいた方へのお返しの準備をすることに・・・。

 

しかし、先ほど書いたように出席される方がそれぞれ御供物や御香典?御供物料をどれぐらいお持ちいただくか分からないので、お返しはある一定のレベルの金額のものに統一するのがよいのか?という話も出てました。

 

ところがやはり、亡くなった故人の親しさによってお供え物や御供物料の金額もかなり違いがあるだろうということで、初盆の法要が終わったあとに内容を確認して、それぞれ金額の半分から3分の1ほどのものをお返しにお届けするのがよかろうということに・・・。

 

この辺のことは、後日義理の妹が関西のギフト屋さんに相談して準備をするようになったみたいです。

 

それで、初盆のお返しも品物につけるのしも関東と関西では違うようで、関東では黒白の水引ののしを使うのが一般的だそうですが、関西では黄白の水引ののしを使うみたいですね。

 

京都などは、この黄白の水引が多いようでこれは、他の地方の方は知らない人が多いのではないでしょうか?

 

あと、そののしの表書きも関東では「志」か「新盆志」と書くことが一般的なのに対し、関西では「粗供養」や「初盆供養」と書くことが多いとのこと。

 

こののしの表書きに関しても、様々な説、意見があってネットで喧嘩になってるケースが散見されました。(笑)

 

色んな作法はなく、自分の意見が正しいと頑として他の作法を受け入れない方が・・・うちの頑固な祖父とオーバーラップしました。

 

日本にたくさんの仏教の宗派があり、それぞれ日本各地で代々お寺が存在し、檀家がいてそれぞれの宗派、地方でいろいろなやり方、独自の作法が出てきたのではないでしょうか?

 

それが推測できるのが、同じ宗派で北の地方の初盆の作法と、関西でのそれとが違っているケースがあったので、これは場所による違いがかなり比重が大きいように感じました。

 

しかし、同じ宗派でやり方が違うって、相当おかしいような気がするのですが・・・。

 

それが、日本の宗教、文化と言えるのでしょうか?

 



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