俳句が最近夏休みの宿題に出るのをご存知でしょうか?中学生や高校生の夏休みの宿題に夏に関する季語を入れた俳句を作ってきなさいという宿題があるそうです。
私が中学生や高校生のころに夏休みに俳句の宿題が出た記憶は全く皆無ですし、授業でも俳句を作った記憶はありません。
近年俳句は日本だけでなく、世界的にも人気と注目を集めているようで日本文化を紹介する意味合いでもこの俳句を自分で作ることは若い人たちにとって重要ない見を持つのかもしれません。
そこで、今回は中学生や高校生の方の夏休みの宿題で出る「俳句」づくりをどのように攻略するか探ってみました。
俳句は作り慣れてないと直ぐに作るのは難しいかと・・・
俳句を実際に作ってみると、なかなか自分で納得できる作品を作るのが難しいことが分かると思います。
特に、国語が苦手で夏休みの作文などに手を焼かれれる方はきっと俳句づくりにも苦労されることかと思います。
私が中学生や高校生のころの国語の時間に教科書で目にした俳句というと大昔の松尾芭蕉や小林一茶のものから明治、大正、昭和初期の文豪と呼ばれる人たちのものが多かったように思います。
現代の中高生の教科書でどのような俳句が掲載されているのか知りませんが、おそらく私達が習ってきたものと大差ないのではないでしょうか?
それで、実際に夏休みに俳句の宿題が出てなかなか良い句が浮かばないので、お手本、模範となるような「例」を探すとやはりどうしても教科書に掲載されているものに目がいきがちだと思います。
そうすると「古池や蛙飛び込む水の音」のような松尾芭蕉の代表的な俳句や、小林一茶の「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」とか「やせ蛙負けるな一茶ここにあり」みたいな俳句の世界でも超有名な古の達人たちの句ばかり並んでいたりします。
それだと、現代の中学生や高校生にはなかなかお手本、見本、例として参考にならないように私は思います。
前回の夏休みの工作の貯金箱づくりも同じですが、やはり夏休みの俳句づくりにおいても現代の中学生や高校生にリアルに参考になる作品をまずは目にするのが良いように思います。
それで、前例に習って今回も中学生や高校生の俳句コンテスト、俳句コンクールなどに入選した作品を探してみました。
俳句コンクールなどで受賞した作品を参考に夏休みの俳句作り
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中学生や高校生が参加してる俳句コンクールを探してみるとまず最初に見つけたのが、俳人協会・俳句文学館というところが主催されている俳句大会というのがありました。
■創立50周年第50回俳句大会ジュニアの部
こちらには小学生から、中学生、高校生が作って入賞した俳句がずらりと掲載されています。まさに現代を生きる中高生のリアルな作品を目にすることができます。
これらの作品にまずは一通り目を通してみて自分でこれはいいなと思える俳句を探してみましょう。
気に入った俳句が見つかったら、その俳句がどのような構成になっているか、上の句、中区、下句と分解してみて確認してみて下さい。
例えば、先ほどのページの受賞作品の中で兵庫県の中学生の方が作った以下の作品を例にとると
「草千里てんとう虫が飛んでゆく」
上句・・草千里
中句・・てんとう虫が
下句・・飛んでゆく
季語:てんとう虫
これで一つ一つ見ていくと、まず上句の草千里はおそらく熊本県の阿蘇山にある有名な観光地だと思います。修学旅行で行かれたのか、夏休みに親御さんの実家に帰省されたときに行かれたのではないかと思います。
中句で「てんとう虫」という季語を入れて、下の句ではそのてんとう虫を描写する言葉を入れ込んで、一句完成させています。
まとめると
景勝地(場所)+季語となる生物 + 情景描写
だいたいこのような作りになっていると思います。このパターンにあなたのまわりにある有名な場所などを上の句に盛り込んで作ってみると案外簡単に一句できるのではないでしょうか?
実際にお住まいの近辺の有名な川とか、海岸、山などに足を運んでみて、その場所を眺めて観察してみると思わぬ発見があるかもしれません。
例題の先ほどの草千里の句も、おそらく実際に草千里に足を運んで降り立ち自然を観察してるときに、たまたま「てんとう虫」が目につき思い立った句なのではないでしょうか?
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