イランの情勢がかなりおかしくなってきています。ただでも原油価格が高騰して、車のガソリンの値段が高くなっているのに、先日イランはホルムズ海峡を含むペルシャ湾一帯で大規模な軍事演習をおこなうと発表しました。
ホルムズ海峡封鎖などということになると、たちまち日本は原油供給に不足が生じ、ガソリン価格はさらに高騰することになるかと思います。
そんな世情にいくばくかの備えをと思い、ガソリンスタンドでいかにお得にガソリンを入れるかを考えていたとき、昔地元の石油会社の支店長をやってた方から、一般の方が知らないと思うお得なガソリンの入れ方を聞いたので今回はこの件について記事を書かせていただきます。
ガソリンスタンドにガソリンを運ぶタンクローリーは夏場は深夜から夜明け前にスタンドに現れる
もとガソリンスタンドの支店長をやってたDさんとは、以前いらした会社で色々お世話になった方です。
このDさんからは、いろいろな地元の石油業界の裏話について聞かせてもらいました。
その一つに、Dさんが支店長をやってた石油会社は夏場に各ガソリンスタンドにガソリンや軽油を運ぶとき、かならず深夜から日の出前の夜明け前までにガソリンを運んでいたそうです。
これにはある大きな理由があるのです。
ガソリンにかかわらず、液体は温度が高くなると膨張して体積が増えることは学校で習われたのではないでしょうか?
その自然界の摂理をうまく利用してガソリンスタンドへガソリンを運んでいたということです。
どういうことか、さらに詳しく説明すると夏場だけではありませんが、一日のうち気温が一番高いのはお昼過ぎぐらい、だいたい午後二時ぐらいが一日の最高気温になることが多いですが、反対に一番気温が低い時間帯というと夜の深夜帯から明け方にかけてだと思います。
昼間の最高気温が38度で、夜の最低気温が28度だとすると、その気温差は「10度」になります。
この10度という気温差がガソリンの体積にそれなりの影響をあたえるわけです。
例えば、夜明け前に10キロリットルのレギュラーガソリンをあるガソリンスタンドに入れたとします。
そして夜が明けて、気温が上昇してくるとガソリンは気温の上昇とともに膨張しはじめます。
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それでお昼過ぎの一日で一番熱い時間帯になると夜明け前にガソリンをスタンドに入れたときより10近く気温が上がってる・・・。そうすると体積が増えて、その分スタンドに入れたガソリンの量よりも多くのガソリンを販売できることになるわけです。
これは、ガソリンを夜明け前にスタンドのタンクに給油したときの温度から昼間の最高気温の差が大きく、体積が膨張してるときにガソリンが売れれば石油会社としては儲かるということになるわけです。
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元石油会社の支店長Dさんは今現在自分の車の給油は夜明け前にやってる!
それで、前項の話をもとにこの元石油会社の支店長のDさんは今現在、もうその会社を退職されているのですが、現在自分のマイカーへの給油は必ず日の出前に最寄りのガソリンスタンドに行ってやっているそうです。
車で遠出するときは、満タンにはせずに車のガソリンタンクの7割ぐらいしか給油しないそうです。
昼間走ってると、ガソリンが膨張して体積が大きくなるのですが、雨など天候が悪い予想だとこの裏技があまり効果を発しないそうですが、それでもガソリンを入れるのは夜明け前だそうです。
そして、普段は給油するときはタンクの2割り程度しかガソリンをいれないそうです。これは満タンにするとガソリンタンクが重たくなって燃費が悪くなるからだそうです。
とにかく徹底されています。
タイヤの空気圧なども、定期的に点検してエンジンオイルなども走行距離できちんとオイル交換されているそうです。
もともとガソリンスタンドで仕事をされていた方なので、車のことには詳しくメンテナンスはおてのもので、乗ってらっしゃる車の外まわりもピカピカ、ボンネットあけてエンジンルームもピカピカという筋金入りの車大好きおじさんです。
今回聞いた、気温の上昇でガソリンの体積が膨張することによってどれほどのお得になるのかなかなか数値で出すことは難しいと思いますが、もとガソリンスタンドの現場で実際に仕事をされてきた方なので、少しは参考にしてガソリンの給油時間を考えてこれからガソリンスタンドに行くようにしたいと思います。
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