仕事上付き合いがある知人が先日、仕事で使っているパソコンの様子がおかしいからちょっと見てくれないかと相談がありました。
この知人は、最近の若い方にありがちなスマホはヘビーユーザーだけど、パソコンはあまり使わない人物になります。
私は逆にスマホは全く使わず、パソコンのヘビーユーザーになります。
で具体的にパソコンがどのような症状か聞いてみたら、ハードディスクがCドライブとDドライブがあって、そのうちDドライブの容量が気づいたらほぼいっぱいになっていたというものでした。
その話を聞いて、私は「Dドライブに動画か何か大量に保存してたんじゃないの?」ときいたところ、その知人いわく「Dドライブは今まで使ったことがない」ということでした。
う~ん、それは確かに変だ!ということで、私がその知人に変わってこのトラブルについて調査してみました。
目次
Lenovo(レノボ)のWindows7PCには最初から勝手にDドライブにバックアップしているものがある
調べてみたら該当しそうな情報を発見して、まず知人にいくつか確認をとりました。
①使用してるパソコンのメーカー
②OSのバージョン
そうすると知人からの回答は、Lenovo(レノボ)のパソコンで、OSはWindows7だということでした。
それを聞いて、私は今回知人のパソコンが様子がおかしくなった原因にある程度のめどがたちました。
レノボのウィンドウズ7のパソコンを使用していて、Dドライブを全く使用していないのにDドライブの容量がほぼいっぱいになってしまっている・・・この現象にはレノボの一部のWindows7パソコンに出荷時に勝手に設定されていたあることが原因になっていたのです。
そのあることとは、レノボの一部のウィンドウズ7パソコンでは最初からDドライブにバックアップファイルを保存していく設定がされていて、そのバックアップファイルが溜まって「Dドライブの容量がいっぱい」になってしまっていたという話でした。
なので、Dドライブの容量を空けるにはそのパソコン使用開始時から蓄積されているバックアップファイルを削除する必要があります。
そのDドライブに大量に保存されているバックアップファイルの削除方法が少しやっかいなので次の項で説明させていただきます。
Dドライブに保存されたバックアップファイルは通常の削除や移動ができない!
パソコンを使い慣れた方だと、Dドライブにバックアップファイルが溜まっていて容量がいっぱいになっているのなら、溜まったバックアップファイルをDドライブから削除したらよいのでは?と思われるでしょう。
しかし、Windows7でDドライブにバックアップされたファイルは通常の削除方法では削除できないようになっています。
なれている方だと、ハードディスクの空き容量がいっぱいになってきたら、不要なファイルを削除したり、別のメディアに移せるデータなら外付けHDやUSBメモリーにデータを移し、あとはデータを圧縮したりしていっぱいになったハードディスクの容量を空けることをためされるかと思います。
しかし、Windows7でDドライブにバックアップされたファイルはこの方法では削除や移動はできないんですね。
Dドライブに溜まったバックアップファイルの削除方法
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ではDドライブに溜まったバックアップファイルはどのようにして削除したらよいのでしょうか?
実際の手順は次の通りです。
①左下スタートボタン⇒コントロールパネル
②コントロールパネルにある「バックアップと復元」をクリック
③そうするとそれまでに勝手にDドライブに保存されていたバックアップファイルの一覧が表示されます。
④あなたが不要だと思う古いバックアップファイルを削除
以上でDドライブにたまったバックアップファイルの削除のやり方についての説明を終わります。
Dドライブへのバックアップは止めて他のメディアへのバックアップがおすすめ!
昔から、パソコンの中にあるハードディスクをCドライブとDドライブに分けて、CドライブにOSをインストールしてDドライブにデータ類を保存するのが良いと言われてきました。
今回の知人のレノボのパソコンもその方法を良しとして、パソコンを出荷する時点で最初からDドライブに自動的にバックアップをとるように設定していたのではないかと思います。
これはパソコンを使う方からすると大きなお世話で勝手にこんなことするのは止めてくれというユーザーの方もきっといらっしゃるのではないかと思います。
私自身もその立場であれば勝手にDドライブにバックアップをとられるのは貴重なDドライブの容量が少なくなるので絶対にやめてほしい派です。
そして、私の個人的な意見としてはバックアップはパソコンに内蔵されているハードディスク以外のところに保存するのが良いと考えます。
パソコンのハードディスクは壊れるときはあっけなく壊れます。5年ぐらいがハードディスクの寿命だと言われていますが、いくら高額な高容量のハードディスクでも壊れるときは数年以内で壊れることはめずらしくはないのではないでしょうか。
なので、パソコンを使って保存したデータなどはパソコンのハードディスク以外の場所にバックアップとして保存すべきかと思います。
一般的なのが、外付けのハードディスクやUSBフラッシュメモリなどに保存するのがよいかと思います。
バックアップをUSBメモリに取る場合は、専用のバックアップのためのソフトを使用するのが簡単でしかも短時間でバックアップがとれます。
無料のソフトなどがあるので、ご存じない方は一度試しに使ってみられるとよいのではないかと思います。
※バックアップの定番無料ソフト
■BunBackup
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se288018.html
バックアップが必要なフォルダを最初指定しておけば、あとはバックアップするときに2回目以降は変更があったファイルや新規で保存されたファイルだけ、上書き・保存してくれるので非常に短時間でバックアップがとれます。
USBメモリーなどにこのような方法でバックアップするのが面倒だと言う方は外付けハードディスクなどを用意されて自動的にバックアプする手法を使えばよいかと思います。
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