同じ会社の後輩が大阪の支店にこの10月から転勤することが決まりました。結婚して奥さんと子供が二人いて、おまけに3年前にマイホームを建てたばかり・・・
普通だったら、このケースでは主人が大阪の支店に単身赴任するのが一般的だと思うのですが、なんとこの家族、全員で大阪に引っ越すことになりました。
なんでも、大阪に転勤することが決まったことを自宅に帰って家族の前で話したら、奥さん含めて全員が「大阪行きたい!」と言い出したそうです。笑
珍しい家族です。
で、問題になったのが大阪に家族全員で引っ越すとまだまだ新築の香りが残ってそうなマイホームが空き家になってしまうこと。
それで奥さんが空き家になったマイホームの火災保険ってどうなるの?ということを言い出したそうです。
そのことをその後輩が私に聞いてきたので、今回は空き家の火災保険について記事を書いてみます。
空き家でも火災保険には加入しておいた方が良い!
今回後輩から話を聞いたとき、私はそれほど空き家の火災保険については問題にするようなことはないと思っていました。
今現在も後輩のマイホームには火災保険がかけられているとのことなので、そのまま継続して今現在の火災保険に加入しておけばよいだろうぐらいにしか考えてませんでした。
確かにそうなんですが、一口に空き家といっても様々な状態の空き家があることを私は全く想定してませんでした。
今回の後輩のように転勤で一時的に持ち家から家族全員が出て転勤先に引っ越しすることになり、空き家になるケースでは数年後にまたマイホームに戻って生活する予定なので、何かあったときのためにやはり火災保険はけておくべきだと思います。
台風などの自然災害でご近所の家に被害が出たりすると賠償責任が発生する
空き家で誰も住んでいない状態で、台風などの自然災害で、例えば空き家にしてる家の瓦が強風で飛ばされ隣の家の車に当たり破損した・・・とか
自宅の庭のブロック塀が大雨による地盤崩落で、自宅下にある家の壁に落下して破損・・・
このような事が発生した場合、空き家にしていてもその家の持ち主に賠償責任が発生してくるので、こういったことに対応できる保険に加入しておいたほうがよいかと思います。
しかし、世の中にはこのような空き家だけではありません。
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今現在全国で急増中の空き家
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私が現在住んでいるところも、数十年前には新興住宅地として戸建ての住宅がたくさん立ち並んでいたのですが、この地域もご多分にもれず高齢化の波が押し寄せ「空き家」になっている所が増えてきています。
そういった空き家というのは
その空き家になった家を建てた方が高齢で亡くなられて、その後奥さんも亡くなりその家に住む人がいなくなって「空き家」になるケースが多くなっているようです。
その空き家のオーナーさんにお子さんがいて、空き家になった時点でもう住む予定がないからと売りに出されるケースもあるようですが、なにも手付かずでそのまま空き家の状態のところも結構な数あるようです。
こういったケースの空き家というのは、その家の持ち主が亡くなってしまっているのでおそらく火災保険もストップしてしまっていると思います。
空き家もほぼ放置状態の場合は火災保険に加入できないケースも
何かの事情で人の手がまったく入らず、ほぼ放置状態の場合の空き家というのは、今回調べてみてわかったのですが、火災保険に加入できないケースが結構あるそうです。
両親が住んでいた家をそのままの状態にしておき、将来ひょっとしたらその家に住むようになるかもということで、とりあえず火災保険だけかけておこうと思っても審査に通らないケースがあるようです。
空き家の持ち主としては、台風などやあと地震などによって家に被害が出たり、また地震や大雨などによって土砂崩れなどで家屋が倒壊した場合、もう家としては人が住めないということで解体することになるとその費用がばかになりません。
なので、こういったときのために空き家にも火災保険の加入はしておいた方がよいかと思います。
なので空き家に火災保険をかける場合は、放置して廃墟のような状態だと保険加入が難しくなるかと思うので、定期的に空き家に足を運ぶか、ご自身で行けない場合は誰かに依頼して管理をしてしてもらい、きちんと人が住めるような状態を保つことが重要になってきます。
空き家で家のまわりが雑草だらけだと火災保険に入っておこうと動かれたとしても、加入できる保険会社はないかもしれません。
空き家の火災保険でおすすめは?
今回私が独自で調べた感じでは、火災保険の内容で火災などの保障にかんしてはそれほど各社差はないように感じました。
差が出るのは地震保険というか、地震があったときの保障がつくかどうか・・・。一般的に地震保険は保険料が高く加入率が低いのが現状です。
参考記事:地震保険の加入率が低い理由は?
しかし、空き家にしてて自然災害などにその家のオーナーが即時対応できないようなケースでは火災保険に地震特約がついているような保険に加入しておいた方が、家屋が倒壊したりしたときに倒壊した家屋の撤去費用のことを考えると決して高い保険料ではないように私は思います。
倒壊した家屋の取り壊しの費用と、取り壊した廃材の撤去・処分費はかなりの高額になることが予想されます。
大規模に地震災害などがあった場合、家屋の取り壊し業者の需要が急激に高まり費用も高騰するのではないでしょうか?
日本は火山が多く、地震が多い国です。火事も怖いですが、地震はもっと怖いので空き家といえども地震に対する備えは万全にしておきたいものです。
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