以前このブログであがり症克服に関する記事を書かせていただいたことがありました。
上記記事では、あがり症克服のために横隔膜を意識的に下げる「技」と、それとは別の方法として指のマッサージについてご紹介させていただきました。
最後に追加で「呼吸法」についても書かせていただいたのですが、私はこの呼吸法と横隔膜があがり症克服の鍵になるのではないかと、自分で色々とためしてきました。
巷でよく言われている腹式呼吸において横隔膜を意識して呼吸をすることであがり症の方が緊張してきたときに横隔膜を下げるようなイメージで呼吸すると緊張がほぐれるのではないかと私は考えました。
それから横隔膜を意識した腹式呼吸を毎日根気強く時間を見つけてはやっていた私ですが、この行動がGoogle先生に気づかれたのか私のYoutubeのホーム画面に「横隔膜」に関する動画がいつのころからか、表示されるように・・・。
それらの中に、横隔膜を直接手の指を押し込んでほぐす動画や、様々な横隔膜へのアプローチ動画を見つけ、腹式呼吸だけでなく横隔膜を鍛えるというか、ほぐす方法があったのかと感心し、今回はあがり症克服の一貫としての横隔膜へのアプローチ法をいくつかご紹介していこうと思います。
それから、横隔膜へのアプローチ以外にあがり症克服のための全く別のアプローチ法について知り、こちらも是非実践したいと思い重ねて今回の記事でご紹介させていただきます。
横隔膜のマッサージ&ゆるめる:様々なメソッドがあった!
私はあがり症克服のために横隔膜を下げる方法として、腹式呼吸で横隔膜を動かすことで下げることをイメージする方法と、冒頭でご紹介した以前書いた記事で書いている古武術研究科の甲野善紀さんが考案された「鷹取りの手」で横隔膜を下げる方法を実践してきました。
横隔膜へのアプローチはこの2つぐらいしかないと思っていたのです。
ところが、冒頭で書いたように私のYoutubeのホーム画面にはおすすめ動画として横隔膜に関する動画が表示され、特に横隔膜のマッサージなどの動画が興味をそそられ結構な数の動画を視聴しました。
そうすると、動画で紹介されているのが指を肋骨の下からつっこんでマッサージするものだったり、色々な方法が紹介されていて私にとってはまさに目からウロコの動画ばかりでした。
このようなマッサージや指圧による方法で横隔膜に直接アプローチし、固くなった部分をゆるめたりほぐすことで、横隔膜が下がりやすくなるであろうと私は考えました。
おそらく動画で紹介されているマッサージなどを実践すると、横隔膜がほぐれてやわらかくなって腹式呼吸をしたとき可動域が広がりより横隔膜が下がる状態になるであろうと思ったのです。
私が視聴した中で気になった動画を以下に3つご紹介させていただきます。
※Youtube「mut身体研究所」さんのチャンネルより
※Youtube[カラダマニアちゃんねる」さんのチャンネルより
※Youtube「前野真一郎」さんのチャンネルより
私は腹式呼吸を結構やりこんでいる自信があり、横隔膜も普通のひとより柔軟性はあるだろうと思っていたのですが、上記3つの動画で紹介されているマッサージなどを実践してみると、深呼吸したときのいつもの感覚と違うのが体感できて驚きました。
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この実感から、これらで紹介されている横隔膜へのアプローチは自分に合っていると実感し・・・というか、そのレベルをはるかに超えてこれは知らない人に伝えたいと思うにいたり今回このブログの記事を書いているしだいです。
この横隔膜への直接的アプローチは私のように腹式呼吸は十分やりなれているものの、自分の手を使って直接横隔膜をマッサージするテクニックがあることをご存知ない方に是非実践してもらいたいと思っています。
またあがり症を克服したいけど、どうやったらよいのか皆目見当がつかないといったかたにもぜひ実践してもらいたいです。
横隔膜以外からのあがり症克服アプローチについて
この章で書きたいと思っていることは、少し今回の記事のテーマから外れるかもしれませんが、前章でご紹介した動画の内容と同じぐらい「あがり症克服」に役立つテクニックではないかと思っているので、ご紹介させていただきます。
それは下の本との出会いでした。
PHP研究所 (2012-11-05)
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この本、一度武田鉄矢さんの朝のラジオ番組「今朝の3枚おろし」で紹介されてたような気がするのですが、私はその放送の時はそれほどこの本について興味をおぼえませんでした。
かなり以前に出版されたこの本と出会ったのは地元では一番大きな本屋さんに数年ぶりに行ったときのことでした。
ゆっくり動くという「言葉」にひかれるものを感じて、即買いして中身を読んでみるとこれは「あがり症克服」にもきっと使えると思って、それから私は「ゆっくり動く」ことに注意して生活するようになりました。
動きだけでなく、話すスピードもゆっくりにして、車を運転するときもゆっくり。進行方向の信号が点滅してても、以前はアクセルを踏み込んで信号が赤に変わる前に通り過ぎていた私ですが、最近ではゆっくりブレーキを踏むようになりました。
もともと体が大きいので、このゆっくりした動きが性に合っているというか、体に合ってるような気がします。
やってみると、確かにこれは良い感じだと実感できました。
この生活をこのまま続けると、おそらくこの先の大きなプレゼンのときや、結婚式などでの挨拶でも「あがらず」にスピーチできそうな気がします。
このゆっくり動くというのは、特段お金もかかりませんし、用意するものもありません。ただ単に日常生活で体を動かすのをゆっくりにするだけです。
これで自律神経の副交感神経が優位になって緊張して上がってるときに優位になる交感神経がピリピリしてるときとは正反対の状態になれるわけです。
これは、「あがっているとき」は「横隔膜も上がっている」という理論に似ている気がします。
あがっている時は、交感神経が優位になっているので、それとは逆にリラックスしているときに優位になる副交換神経を優位にするために「ゆっくり動く」。
思ったよりもこれ効果があるように思います。気になる方は是非チャレンジしてみてください。
今回はこのへんで。
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